先月1週間ほど休みを取って、関西方面へ。
京都に用事があったのですが、それ以外特に予定を立てていなかったので、急遽四国まで足を伸ばしてきました。
学生時代に、ラフティングの練習で激流「吉野川」に行った以来の四国ですから、20年ぶりくらい。
初めて訪れた仁淀川は「仁淀ブルー」と言われているだけあって、とても綺麗で素晴らしい川でした。
水は澄み、魚が気持ちよさそうに泳いでいて、いたるところでライズ(水面を跳ねて川虫を捕食している)していました。
久しぶりに釣りがしたくなりましたが、そんな用意もなかったので、河原の無料キャンプ場にテントを張り、数日過ごしてきました。
地元のおじちゃんたちが朝から川へ繰り出し、投網をしたり、釣りをしたり。川には木船もあり、川と生活がとても近いその空気感には感心しました。
そして何より驚いたことは、その素晴らしい水質の川が高知市内から30分〜1時間ほどの場所にあり、いたるところに無料のキャンプ場(トイレと水場があるだけ)があることです。
近くには、それほど高くはないですが、素晴らしい山々。素晴らしい川があるところには、素晴らしい山があり、そして素晴らしい海もある。
いかに街と自然が近いのか。
東京に戻り、多摩川の河川敷でランニングしていると、運動場などの整備された場所を除いてほとんどが鬱蒼とした藪に覆われ、いろいろな「◯◯しないでくだい」という看板の数々。
せっかく水質もよくなってきているのに、その水すら見えない状態が延々と続きます。
たまに藪の切れ間から見える川のある景色はとても素晴らしいのに。
街の中の自然の代表格といえば「川」かなぁと思います。
街にいながらにして、川と生活がもう少し近い暮らし方ができると、水源の森にも思いを馳せてもらえるようになるのではないかなと感じた今日この頃でした。