時間というものは、本当に あっという間に過ぎてしまうものですね。
積雪から春の芽吹き、桜も咲いては散り、まるで初夏のような陽気で、ゴールデンウィークに突入。
本日5月3日。新緑がとても気持ちのいい季節です。
檜原村で暮らしていて思うのは、1年で一番いい季節は新緑の季節だということ。
夜明け前から鳥のさえずりがうるさいほど聞こえてきます。
朝の出勤時はまばゆいばかりの新緑が気持ち良く、夜はカエルの鳴き声がしっとりと気持ちがいいものです。
人生80年と考えると、自分はあと40回しかこの素晴らしい季節を経験できないわけです。
本当に1年1年大切に生きないといけないなと切に思います。
ようやく3ヶ月ぶりのブログ更新となりました。。。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
長い冬を越えて暖かい季節を迎えると、長い休みを取って、旅にでも出たくなりますよね。
旅といえば、誰もが心躍るもの。
同じ場所へ旅してもその度にいろいろな出会いがあったり、発見があったりします。
それが新しい場所だったりすると、より素晴らしい体験や出会いや気づきがあったりします。
旅のスタイルはいろいろ。
目的のある旅もあれば、目的のない旅も。
目的地でゆっくり過ごす旅もあれば、人跡未踏の地を目指すような旅もあります。
過去の東京チェンソーズHPでもこう言っています。「私たちには夢があります。それは林業で地球を救うこと。わたしたちはいま、その旅の一歩を踏み出しました」なんてことを。
なかなかロマンティストな会社だなと我ながら思います(笑)
そう、わたしたちは今、林業という世界を旅しています。
目的地は、「林業を生業としながら、家族が笑って生活ができ、その経済活動によって地球の幸せの一助になる世界」
その目的地に向かおうと右往左往しているわけです。
旅に出ないという選択肢もありましたが、わたしたちはその旅に出てしまったわけです。
今の補助輪付きの林業の中には、どうもその目的の地はなさそうです。
しかし、「木を植え」「木を育て」「木を伐って使う」という林業の素晴らしい循環の中や
檜原村の人々が、山で蔓を採って籠を編んだり、山で薪を集め煮炊きをし、炭を焼いたり、山で山菜やキノコを採ったり、木を伐採し、家を建てたりという山の資源を最大限に活用していた古き良き時代の中には、
もしかしたら新しい目的地のヒントがあるかもしれません。
温故知新。
そんな昔のスタイルが自然で、素敵で、憧れるわけです。
事務所のある時坂地区は甲州街道の裏街道で、山梨や数馬方面から炭を担いだ人々が往来していた場所です。その一角に社有林を持ち、東京美林倶楽部の会員の皆さまをお迎えしています。
もう一度、その地を見つめ直し、活用していくところから始めてもいいかもしれません。
東京チェンソーズも、7月で創業10周年を迎えます。
今一度事業内容を見直し、しっかりと旅仕度をして、再出発をしたいと思っています。
この10年、いろいろ寄り道をしてきました。