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薪と焚き木

暖かな日曜日を迎えています。
まもなく3月ですね!
いよいよ春ももうそこまでといった感じです。
今日は久しぶりに予定のない日曜日でしたので、カミさんと朝から薪作りをし、毎年恒例の場所へふきのとうを採りに出かけました。まだ少し時期が早かったのか、数は採れませんでしたが、春を感じられるゆっくりとした時間を過ごすことができました。

先日、薪ストーブライフ講習会を開催しました。
薪ストーブを使った料理の数々をご紹介したり、DLDの講師にストーブメンテナンスについて教わったり、薪ストーブユーザー同士の意見交換だったりと、新しい発見の多いイベントとなりました。

薪ストーブで使う薪は広葉樹が良いと言われています。それは火が長持ちするから。
でも、火力ではスギやヒノキなどの針葉樹が勝ります。
しかし、針葉樹はススがつきやすいとも言われていて敬遠されていますが、専門家に言わせると、しっかり乾燥した薪であればそんなことはないそうです。
また、針葉樹と広葉樹では、同じ重さであれば火持ちに差はないそうです。針葉樹の薪は広葉樹に比べて軽いので、同じ大きさでは劣るがその分量を入れれば同じだと。
そして、広葉樹に比べて安いし手に入りやすいので、広葉樹の薪にこだわりすぎるのも窮屈かもということ。
個人的な結論を言うと、最初は針葉樹の薪をガンガン燃やしてストーブと家を温め、その後に広葉樹の薪でしっとりと過ごすのが良いのかなと思いました。まるで電気とガソリンをうまく使いこなすハイブリッド車のようですが、それぞれの長所を生かすと良いのかなと思います。

広葉樹:火持ちが良いが、値段が高く入手がやや困難。乾燥に時間がかかる。
針葉樹:火力が強く、値段も安い。入手しやすく乾燥も早いが、火持ちが悪い。

そんなこともあり、相変わらず薪についてよく考えています。
薪を燃やすには、まずは薪の上に燃えやすい細めの木などを置いて、その上に火を起こします。
ダンボールに火をつけたり、市販されている着火剤を使ったりして、薪を細かく割ったものなどに火を移していきます。
ウチでは、最近焚き木を使っています。
カミさんがマルコの散歩中に落ちている枝などを拾ってくるのです。
薪と焚き木の違いってわかりますか?
薪は丸太を斧などで割ったもの。
焚き木は柴(「おじいさんは柴刈りに」の柴)とも言って細い枝や潅木を切ったものでそのまま燃やせるもの。
二宮金次郎が背負っていたものも焚き木ですね。
街では柴刈りというと芝を刈ることを思い浮かべますが、山では柴を刈ることを指します。
檜原村では今でも軒先に柴木を積んでいる家を見かけることも少なくありません。
昔は薪の材料は炭焼きに使ったり、燃料として売り物だったので、自宅で使うことは少なかったとか。
自宅で燃やすのはもっぱら焚き木。
山には枝や柴があったので、山仕事の合間や帰りに拾い集めていたようです。

まもなく薪ストーブの季節も終わりが見えてきました。
今度はキャンプシーズンが到来します。
キャンプといえば焚き火ですよね。
一年中、火のある暮らし。
これからも、薪や焚き木について研究していきたいと思います。

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